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政治の信頼を取り戻す『無派閥の覚悟』
派閥の論理を排し、国民と共に進む「新しい自民党」へ
「政治は誰のためにあるのか」。 今、国民の皆様から向けられる厳しい視線は、単なる不信感を超え、政治そのものの機能不全に対する危機感の表れであると、私は重く受け止めています。 「政治とカネ」の問題が繰り返されるたび、大切な国会審議が停滞し、本来解決すべき国民の課題が置き去りにされる。このような悪循環を、今こそ断ち切らなければなりません。 私は、初当選以来、一貫して「無派閥」を貫いてまいりました。派閥の論理やしがらみにとらわれることなく、常に国民の皆様の声に直接耳を傾け、国益のみを判断基準として行動してきたという自負があります。 この「無派閥の覚悟」をもって、私は自民党を根本から作り変え、国民の信頼を取り戻すための「令和の政治改革」の先頭に立ちます。
「政治とカネ」への徹底した透明化 「隠す政治」からの脱却
政治不信の根源は、お金の流れが見えないことにあります。私は、「禁止よりも公開」という基本原則を徹底し、ガラス張りの政治を実現します。
- 政策活動費の廃止・透明化のリード 国民の疑念を招いている「政策活動費」について、その廃止を含めた抜本的な見直しと透明化をリードします。使途が不明確な資金が政治の世界に存在することは、もはや国民の理解を得られません。私は、政治資金の透明性・公開性を一層強化し、誰が、いつ、何のために資金を使ったのかを国民が監視できる仕組みを構築します。
- 聖域なき見直しと第三者機関による監視 政治資金の在り方について、国会に置かれる有識者会議において、聖域を設けずに幅広く検討を行います。具体的には、企業・団体献金の在り方、政党以外の政治団体による寄附、機関紙誌等の事業収入の透明化などについて議論を深め、令和9年(2027年)9月30日までに結論を得て、必要な法制上の措置を講じます,, 。 また、改正政治資金規正法に則り、厳正なコンプライアンス(法令遵守)を一層推進し、ルールを破った者が逃げ得となるような状況を根絶します。
派閥の論理を排した「新しい自民党」への改革
派閥が人事や資金配分に影響力を持つ「古い自民党」とは決別します。私は、国民目線で政治のインフラをつくり直す「令和版政治改革大綱」を策定し、ガバナンスの効いた近代政党へと脱皮させます。
- 「政党法」の検討とガバナンス強化 政党は公的な存在でありながら、その運営やガバナンスに関する法律が不明確でした。私は、政党のガバナンスを明確化し、透明性と説明責任を果たすための「政党法」の制定に向けた検討を行います, 。これにより、密室での意思決定を排し、開かれた政党運営を法的に担保します。
- 総裁公選規程の見直し 「国民政党」である自民党のリーダーを決める総裁選挙において、党員・党友の声がより色濃く反映されるよう、総裁公選の在り方を検討し、規程を改定します。派閥の数合わせではなく、国民の支持を得たリーダーが選ばれる仕組みを整えます。
多様な民意を反映する開かれた政治へ
政治の世界における「常識」が、世間の「常識」と乖離してはなりません。多様なバックグラウンドを持つ人材が参画できる、開かれた政治を実現します。
- 女性・若者の政治参画 日本の意思決定の場に、もっと女性の視点が必要です。2033年までに国政におけるわが党の女性議員の割合を30%まで引き上げることを目標に、女性候補者人材データベースの活用やハラスメント対策等の支援を強化します, 。 また、次代を担う若者の声を国政に直接届けるため、被選挙権年齢の引下げに向けた法整備を進め、議員のなり手不足の解消と多様な民意の反映を目指します, 。
- 選挙制度の抜本改革 「一票の格差」や「民意の反映」という課題に対し、小手先の修正ではなく抜本的な改革が必要です。衆議院選挙制度については、協議会での結論を得て必要な法改正を行うとともに、議員定数の一割削減を目指します,, 。 参議院選挙における「合区」については、都道府県代表を選出するという参議院の性格を踏まえ、2028年の通常選挙までに解消へ向けた法改正を検討し、最終的には憲法改正による抜本的解消を目指します。
信頼を力に、国難に立ち向かう
政治改革は、それ自体が目的ではありません。国民の信頼という土台があって初めて、わが国が直面する困難な課題に対し、痛みを伴う改革や大胆な投資を実行することができるからです。
- 「強い経済」と「国を守る」政策の断行 私は、政治への信頼を回復した上で、「責任ある積極財政」による危機管理投資や成長投資を断行し、経済を成長軌道に乗せます。また、厳しさを増す安全保障環境の中で、憲法改正や防衛力の抜本強化といった国家の根幹に関わる課題についても、国民の皆様と正面から向き合い、逃げずに取り組みます。
結びに
「未来は与えられるものではなく、自らの手で切り拓くもの」です。 政治の信頼を取り戻すことは、容易な道ではありません。しかし、「挑戦しない国」に未来はありません。 私は、派閥に頼らず、組織の論理に染まらず、ただひたすらに国民の皆様の声と、国益だけを信じて歩んでまいりました。この「無派閥の覚悟」にかけて、政治の膿を出し切り、国民の皆様が誇りを持てる「新しい自民党」、そして「強く豊かな日本」をつくり上げます。
